【常識をアップデート】セラピストのための骨格筋の機能と臨床応用1〜筋弛緩不全と循環障害による疼痛閾値の低下〜
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【見逃し配信】セラピストのための骨格筋の機能と臨床応用1〜筋弛緩不全と循環障害による疼痛閾値の低下〜
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森憲一先生((株)リハ・コンディショニングセンター 代表取締役)
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Point
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◇こんな想いを持つ方にオススメ
✅骨格筋を理解し臨床をアップデートしたい
✅骨格筋の知識を徒手療法に応用したい
✅骨格筋の知識を運動療法に取り入れたい
✅骨格筋の知識を生活指導に組み込みたい
✅骨格筋の知識をポジショニングに活かしたい
Caution
※2024年7月21日に開催したWEBセミナーの録画動画です。
・動画時間:約3時間
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講義内容
臨床における骨格筋の常識を変えよう
毎日の臨床で絶対に触れるであろう「骨格筋」ですが、その機能をどこまで理解できているでしょうか?
実は骨格筋には、
・関節運動
・運動制御/運動学習
・呼吸
・循環
・体熱産生
・水分の貯蔵
・衝撃吸収
・内分泌
などこんなにも多くの機能と役割を持っています!
今回は、この骨格筋の知識を、徒手療法・運動療法・生活指導・ポジショニングなど多様な現場でどのように応用するかについて、臨床のエキスパートである森憲一先生に解説していただきます。
身体の基礎を構成する骨格筋についての知識をアップデートし、知識とスキルを底上げする機会として下さい!
『骨格筋についての常識が変わる』そういった講義になるとお約束します。
以下、開催にあたって講師の森憲一先生からメッセージをいただきました。
これだけでも有益な情報ですので、ぜひご確認下さい。
骨格筋は運動だけでなく感覚にも関わり、呼吸などの生命維持にも関与する
骨格筋は全身における細胞総数の約75%を占め、その総重量は体重の40~50%になる人体最大の器官系である。
運動器官としての印象が強いが、運動以外に様々重要な役割が存在する。
骨格筋に存在する筋紡錘・腱紡錘は位置覚・運動覚の受容器であり、運動制御のみならず運動学習に重要な役割を果たす感覚器官である。
横隔膜をはじめとする呼吸筋、尿失禁や骨盤臓器脱に関わる骨盤底筋群も骨格筋である。
静脈還流に関わる筋ポンプは循環に関与している。
また、糖尿病・肥満・ガン・認知症・勃起障害(ED:Erectile Dysfunction)改善に関わる様々な生理活性物質(総称マイオカイン)を放出する内分泌器官として機能する。
水分の貯蔵庫、転倒時の衝撃吸収作用もある。
体温低下を防ぐための体熱産生は、骨格筋が68%を担い生命維持活動にも欠かせない器官である。
これら多岐に関わる骨格筋の基礎知識を臨床へ応用することは、臨床の実践に必須であり今後発展できる領域であると考える。
筋の過緊張による問題は身体に様々な障害を及ぼす
臨床で遭遇する問題の一つとして過緊張(いわゆる持続的筋収縮状態)が挙げられる。
骨格筋は弛緩状態から収縮することにより張力を発生させる。
しかし、収縮状態であれば張力を発生することが困難となり運動が障害される。
収縮持続による疲労は、呼吸・循環・排泄・分泌・体温調整など様々な障害を招来する。
また、運動による筋紡錘・腱紡錘へ感覚入力が困難になると、中枢神経系へ適切な情報提供が難しくなり、姿勢・運動障害が惹起される。
姿勢・運動障害は新たな過緊張を招く悪循環となり、臨床上改善が困難な症状が形成されることも経験する。
過緊張の原因となる2つの因子を鑑別し治療する
過緊張は、神経の興奮に由来する神経原性と、神経以外の主に筋実質に由来する非神経原性の問題に分類される。
神経原性には脳血管疾患や脊髄損傷に代表される中枢神経疾患から、神経の損傷が無くても不安定性を補うためのバランス、スポーツや仕事の特性で習慣として緊張するものまで多岐にわたる。
非神経原性は、事故や術侵襲を含む外傷によるものから、神経原性の収縮状態持続の影響により脈管系が圧迫され、局所循環障害が起こり二次的に出現したものまで存在する。
多くの場合、これら2つの因子は混在し明確な分類は難しいが、仮説と検証を重ね問題解決を行う必要がある。
日々の臨床のなかで、目の前にある問題のみでなく、生活習慣にも目を向け根本的解決の糸口を探ることが臨床家に求められると考える。
今回、これら骨格筋の基礎知識を、徒手療法・運動療法・生活指導・ポジショニングなど多様な現場でどのように応用するかについて、臨床家の立場からお伝えしたい。講義内容
◇循環における輸送と交換の問題
・動脈は強靭であり圧迫に強い
・静脈血を心臓まで戻すのは大変
・形を変える静脈のメリットとデメリット
・筋緊張異常と浮腫・循環障害の関係
・局所循環系(交換)
・浮腫・腫脹による細胞外基質での拡散障害◇骨格筋の筋収縮機序と弛緩不全
・筋収縮と弛緩不全
・筋肉を知ることは身体の多くを知ること
・筋緊張の異常により出現する問題の臨床像
など多数
◇筋感覚を含む感覚障害とその解釈
・Ibによる促通作用
・位置覚・運動覚は筋紡錘・腱紡錘からの情報
・感覚器である筋紡錘の感度調整機能
・運動プログラムの生成と運動の実行
・固有感覚入力と身体図式の更新
・成熟による協調作用の発達と運動器疾患の臨床観察
・小脳を介した運動の調整と固有感覚入力
・運動単位と神経支配比
・ヒトの筋紡錘
・脊柱起立筋における筋紡錘の特徴
・循環障害により出現する感覚器の問題
・静脈走行と筋の位置関係◇循環障害による疼痛閾値の低下
・乳酸が溜まるとなぜ痛いのか?
・賛成に傾き疼痛物質・疼痛感作物質が出るとなぜ痛い?
・全か無かの法則
・力学的不利な姿勢をとる理由
・半月板損傷と疼痛(白い組織と赤い組織)
・炎症における疼痛とは
・軟部組織損傷の回復を早める方法開催概要
セミナータイトル 【見逃し配信】セラピストのための骨格筋の機能と臨床応用1〜筋弛緩不全と循環障害による疼痛閾値の低下〜 講師 森憲一先生((株)リハ・コンディショニングセンター 代表取締役) 対象 理学療法士(PT)、 作業療法士(OT)、 言語聴覚士(ST)、 柔道整復師、 医師 申込締切 12/31(水)23:59 セミナー料⾦ (メルマガ会員)5,000円 read more
森憲一先生の講習会の特徴
- instructor
- 森憲一先生
- (株)リハ・コンディショニングセンター 代表取締役
運動器・脳卒中・ボディワークなど複数の領域に精通されている理学療法士です。多分野に精通しているからこそ可能な、多角的な視点からみた評価・治療介入について基礎から応用まで、実践形式で学ぶことが可能です。
講師紹介
(株)リハ・コンディショニングセンター 代表取締役
森憲一先⽣
略歴 - 1998年 理学療法士免許取得
- アジアを中心に国内外での教育活動に従事。
- 大阪回生病院リハビリ技師長、クリニック副院長、神戸大学 医学部 保健学科 臨地教授を経て、現(株)リハ・コンディショニングセンター 代表取締役。
執筆図書など ・香川県理学療法士会学会誌:特別講演『骨格筋から臨床の理(ことわり)を考える』2022年7月
・リハビリテーション医学:『脳血管疾患・神経筋疾患のリハビリテーション』メジカルビュー社,2021年9月 共著
・理学療法京都:特別寄稿『摂食嚥下障害に対するリハビリテーション』2021年6月
・PTラーニング(Web研修システム):『摂食・嚥下のリハビリテーション』2017年5月
・PTラーニング(Web研修システム):『リハビリテーション現場におけるマネジメント』2016年5月
・理学療法ジャーナル:『嚥下障害に対するリハビリテーション』医学書院,2016年1月
・月刊「salsa(サルサ)」:『教えてモリ先生』指導・監修,2015年7月
・ボバースジャーナル:『脳膿瘍開頭術を施行した右片麻痺の治療展開~Model of Bobath Clinical Practice を用いた Clinical Reasoning~』2015年6月
・理学療法ジャーナル:『股関節疾患における臨床的評価方法の工夫』医学書院,2014年7月
・大阪府理学療法士会誌:『臨床現場における新人教育』2013年3月
・ブラッシュアップ理学療法:『立位・歩行時の股関節伸展をつくる』三輪書店,2012年6月 共著
・理学療法:『顎関節の病態運動学と理学療法』,メディカルプレス2009年10月
・日本摂食・嚥下リハビリテーション学会雑誌:『摂食・嚥下障害に対する理学療法』2003年12月
・徒手的理学療法:『摂食・嚥下障害に対する徒理学療法の試み』2003年11月
・アスレチックリハビリテーション:『股関節・大腿』嵯峨野書院,2003年7月 共著リハビリテーション医学:『脳血管疾患・神経筋疾患のリハビリテーション』
ブラッシュアップ理学療法―88の知が生み出す臨床技術
理学療法:『顎関節の病態運動学と理学療法』
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