臨床を豊かにするための医療コミュニケーション１～医療コミュニケーションとコーチングの基礎～

セラピスト教育に欠けてしまっている重大な問題とは？

・痛みを改善させたい
・歩けるようになりたい
・腕が上がるようになりたい

セラピストは、これらのようなクライアントの様々なニーズに応えることが求められます。

ニーズに応えるため、評価し、計画を立て、目標達成に向け、クライアントに行動を促します。

このようにクライアントの『目標を達成させる』のがセラピストの主な仕事とも言えます。

しかし、ここである問題に気付きませんか？

目標達成させることがもっとも大切な仕事の一つなのにもかかわらず、ほとんどの人が目標達成させる方法を、養成校でも、就職してからも専門的に習っていないのです。

これでは臨床でクライアントの目標達成ができないケースが多くなってしまうのは当然です。

コーチングが解決できること

・ニーズをうまく引き出せない
・セルフエクササイズをしてもらえない
・モチベーションを上げられない

誰しもこのような経験をしたことがあるのではないでしょうか？

こういった場面で大変役立つのがコーチングスキルです。

コーチングとは、クライアントが目標を達成できるように効果的に導く手法です。

特徴的なのは、コーチングではコーチが一方的に指示を出すことはありません。

目標の達成に向けて適切なアドバイスを送ることで、自らが気付くきっかけを与え、モチベーションを引き出し、主体的な行動を促します。

そのため、目標を達成しやすくなるのです。

・ニーズをうまく引き出せない
・セルフエクササイズをしてもらえない
・モチベーションを上げられない

このようなことに課題を感じておられる方は、コーチングの技術を臨床に取り入れてみてはいかがでしょうか？

講義内容

・医療従事者がコミュニケーションを学ぶべき理由
・医療におけるコミュニケーションの活用場面
・コーチングとはなにか
・コーチングの基本構造と成り立ち
・コーチングを学ぶためにできること

アンケート

（OT13年目：満足度10/10点）
先生の講義をお聞きして、普段の目標設定にいかに対象者の声を聴いていなかったか、行動化するまでのプロセスが不足していたかを反省し、明日から意識して実践してみようと前向きになれる内容でした。ありがとうございました。！

（PT13年目：満足度10/10点）
コミュニケーションの段階付けや感情ではなく事柄や解釈を制御していくことが学びになりました。職場環境、臨床の患者さん共にマネジメントが今後必要であると強く感じました！