セミナー詳細
湯田健二先生
歩行時の下肢の役割と股関節機能評価・運動療法~股関節の安定性を獲得するために~
この講座のポイント
股関節の機能を臨床とつなげて教えてもらえます。バイオメカニクスが苦手な人でも分かりやすく教えてもらえます
股関節の理解のためには、バイオメカニクスの理解から始めよう
股関節疾患におけるリハビリテーションは特にバイオメカニクスが重要になります。
変形性股関節症の特徴的な歩行もバイオメカニクスが分かると、とてもよく理解できます。
歩行は片脚立位という、立脚側の股関節に大きな負荷がかかる動作の連続です。
負荷が軽くなる歩行はバイオメカニクスから理解することで臨床に活かすことができるようになります。
ただとても分かりやすく教えてもらえるので安心してください。
股関節の不安定性がさまざまな原因になっている→改善する原因にもなる
股関節の安定性・不安定性は、股関節疾患だけでなく、立位バランスや歩容に大きく関与しています。
股関節の安定性・不安定性は他の関節にも影響を及ぼすこともよく知られています。
特に近位の関節である仙腸関節、腰椎椎間関節、膝関節への影響は大きいことは言うまでもなく、顎関節とも強い相関関係があるとも言われています。
このように股関節の役割は大きく、非常に重要な関節です。
逆に言えば、股関節の不安定性が改善できれば、様々な症状を改善できる可能性があるということです。
歩行時の股関節役割を理解することで、歩行指導に自信が持てるようになる
歩行時の股関節の伸展可動域は大変重要です。
股関節のリハビリで著名な湯田健二先生に詳しく解説していただきます。
分かりやすく教えてもらえますので、しっかりと学び臨床に生かしてください。
講習会の目次
・股関節の基礎知識 〜解剖学・バイオメカニクス〜
・股関節疾患に関連した姿勢や歩行の動作分析
・股関節疾患における臨床像と評価のポイント
・股関節疾患に対する実際のリハビリテーションプログラム
<以前の歩行を中心としたセミナー内容を簡単にご紹介>
◇解剖学
・寛骨臼と骨頭の位置関係
・股関節の静的安定性(靭帯・関節唇・関節包)
・滑液
・軟骨への栄養供給メカニズム
◇安定化メカニズム
・骨構造からみた可動域制限因子
・股関節の適合性
・股関節周囲筋の機能
◇歩行時の下肢の役割と股関節機能
・歩行時における股関節の主要な役割
・歩行時における外転筋の順次性
・変股症患者の外転筋筋活動
・変股症患者の大殿筋の活動
・股関節による衝撃吸収とCOG
・立脚初期における体幹の直立化と下肢の安定化
・立脚期における大殿筋の筋活動
・MStにおける膝関節伸展(変股症)
・立脚初期から中期にかけての股・膝関節伸展活動のポイント
・下腿後面筋遠心性収縮の確認
・トレイリングポジションの構築
・歩行時における腓腹筋の主な作用
・歩行時における長腓骨筋の主な作用
・筋活動(変股症との比較:量的評価)
・水平面における股関節運動
・歩行時のる股関節内旋運動
・関節包の神経支配
・筋スパズムの軽減
・軸の構築/適合曲面での屈曲・外旋運動
・中殿筋後部繊維・小殿筋による股関節の安定化
・骨盤側方制動の構築
セミナー概要
セミナータイトル | ※復習動画あり‐6月11日WEBライブ講習会:湯田健二先生-歩行時の下肢の役割と股関節機能評価・運動療法~股関節の安定性を獲得するために~ |
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講師 | 湯田健二先生(JMA海老名総合病院リハビリテーション科科長、理学療法士) |
対象 | 理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、柔道整復師、鍼灸師、セラピスト等 |
開催日 | 2022/06/11(土) |
開催時間 | 9:00(受付8:30)~12:00 |
セミナー料金 | (メルマガ会員)5,000円 (再受講)2,500円 |
料金備考 | 受講料の支払い方法はページの下方をご覧ください(お申し込み後に届くメールにも記載してあります) |
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開催当日を含む7日前から4日前まで:受講料の50%
開催当日を含む3日前から当日:受講料の100%
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講師紹介

湯田健二先生
(JMA海老名総合病院リハビリテーション科科長、理学療法士)
【所属】
JMA海老名総合病院リハビリテーション科科長 兼 リハビリテーション科医療部門海老名地区統括科長 C.I.T-セラピストのための Clinical Innovation Team-C.I.T 代表/講師
【略歴】
1991 年 国立療養所箱根病院付属リハビリテーション学院卒業
同年 海老名総合病院入職
2002 年 人工股関節全置換術後の理学療法を中心に理学療法を展開
2005 年 JMA海老名総合病院リハビリテーション科科長就任
2009 年 神奈川県立保健福祉大学大学院修士課程修了
2012 年 JMAリハビリテーション科医療部門担当海老名地区統括科長就任
【主な学会発表】
○第 44 回日本理学療法学術大会
演題 「大腿骨頚部前捻角の違いが歩行時の膝関節運動に及ぼす影響」
○第 45 回日本理学療法学術大会
演題 「大腿骨頚部前捻角の違いが歩行時の膝関節運動に及ぼす影響~第 2 報~」
○第 46 回日本理学療法学術大会
演題 「大腿骨頚部前捻角の違いが歩行時の膝関節運動に及ぼす影響~第 3 報~」
○第 47 回日本理学療法学術大会
運動器シンポジウム「変形性股関節症患者に対する最新知見とこれからの展望」
演題 「臨床から見た変形性股関節症に対する理学療法
~人工股関節全置換術後の理学療法」
【書籍】
○山岸茂則(編):臨床実践 動きの捉え方 何を見るかその思考と試行,文光堂(2012.5.)
○福井勉(編):ブラッシュアップ理学療法,三輪書店(2012.6.)
○斉藤秀行・加藤浩(編):極める変形性股関節症の理学療法 病気別評価とそのアプローチ,文光堂(2013.11.)
【論文】
○『大腿骨頸部前捻角の違いが歩行中の膝関節に及ぼす影響』
神奈川県立保健福祉大学 保健福祉学研究科
リハビリテーション領域 理学療法学(石井慎一郎教室)
博士前期過程修士論文(2010.3.)
○『変形性股関節症からみた歩行の運動連鎖』理学療法ジャーナル 2013 年 1 月 第 47 巻第1 号
【DVD】
○『身体各部位との協調的側面からみた股関節機能の改善』ジャパンライム