糖尿病患者の半数が神経障害。理学療法士による糖尿病リハが期待されています

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2023.11.01

5分で学べるミニレクチャー動画内部障害(心疾患、糖尿病、腎障害など)

糖尿病性の神経障害-理学療法士に求められている糖尿病のリスク管理

5分で学べるミニレクチャー動画

 

糖尿病患者の数が世界的に見ても急増しています。

なんと神経障害のある人は人口の1~4%で、その半数が糖尿病だそうです。

これからも糖尿病の数はどんどん増えていき、2050年には世界人口の3分の1が糖尿病になるとして大変危惧されています。

そのような理由から、理学療法士への糖尿病に対するリスク管理や、運動療法による血糖値管理に期待が高まっています。

 

神経障害により、転倒リスクは15倍以上にもなると言われています。

糖尿病になると下記の図のようにQOLも低下していくと考えられます。

 

糖尿病の方が患者さんで来られたら、神経障害の評価は必須と言っても良いでしょう。

それでは何を評価したら良いのでしょうか。

 

以下の評価は必須と考えてください。

1.感覚
特に足底の感覚障害は転倒リスクに直結するので要注意です。

2.筋力
筋力低下も必発するので、必ず評価しておきましょう。

3.可動域
糖尿病になると、組織の変性により柔軟性が低下します。

ところで海外では、糖尿病性の神経障害は運動療法により改善するという認識が当たり前ですが、日本ではほぼ認識されていません。

これから日本でも糖尿病性の神経障害に対する運動療法が常識になっていくのではないでしょうか。

 

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セラピストのための糖尿病の合併症に対するリスク管理と運動療法3(神経障害、末梢血管障害、その他)

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