把握、つまみ等の巧緻性動作や物品操作を、機能別に明確に分類できる評価方法について詳しく解説します。
2023.10.22
手の機能を評価するなら鎌倉方式!巧緻性動作と物品操作
5分で学ぶミニレクチャー動画
【第1回】
【第2回】
手の機能評価で何といっても難しいのは
手の動きのバリエーションが多すぎる
ということです。
そのため評価表を使ったとしても、手の評価がどうしても不十分になってしまいます。
例えば2~4MP関節、PIP・DIP関節でも
包丁を持った時と、コップを持った時、歯ブラシを持った時、すべて違います。
歯ブラシを持った時でも、前歯を磨く時と奥歯を磨くときでは違いますよね。
右手で磨く時に左の奥歯と右の奥歯を磨くのも違ってきます。
歯を磨くとき一つとっても、各指の形は様々ですし、把握の種類も様々です。
ここで問題になってくるのが、
それぞれの微妙な形の違いを分類分けできていない部分がまだまだたくさんあるということです。
また表記の仕方が統一されていなかったりするからです。
そこでぜひ職場に取り入れていただきたいのが
作業療法の母と言われていた、故鎌倉矩子(かまくらのりこ)先生が考案された
鎌倉式の手の機能評価法です。
これまでの手の機能評価の弱点を補った評価法になっています。
これまで評価できなかった手の機能を正確に分類し、することができるという点で優れています。
把握、つまみなどの巧緻性動作や物品操作を、機能別に明確に分類分けすることが可能です。
どの機能が足りない、どの機能を獲得をすれば良いのかなどを明確にすることができます。
手の機能評価の完成形と言っても良いかもしれません。
それほど優れた評価法と言えます。
ご興味のある方は、ぜひチェックしてみてください。
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